アニメ『東京リベンジャーズ 天竺編』はおもしろい?つまらない?
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原作は知らん
端的に、構成粗雑化
今期の肝はイザナのキャラ掘り下げの可否
その点では及第点
彼の生い立ち故の、身寄りの無い者を受け入れる王国を作りたい、という願望
それを児童養護施設での幼児期に、生涯唯一の友である鶴蝶と夢計画を語り合い、その国名が天竺という、最悪の犯罪集団を目指す今の族名であるという、もの悲しいメルヘン
ここらあたりは上手く出来ているなと思った
家族と信じていた者が血縁ではなかったという事実から、自愛の念も喪失、彼なりの歪んだ正義が膨張するというプロットも悪くない
惜しむらくは、鶴蝶の掘り下げ不足
彼の額の傷、片目の虹彩異常、親のありよう、それらのディテールの欠落が、このバディの巡り合わせの悪さの中での微かな幸福の輪郭をもぼやけさせてしまう
幼児期の雪上に見上げた雪空と同じ構図で、被弾後に薄らぐ意識の中見上げるそれの、コントラストの妙さえ低減させてしまった
もっとも、瑕疵を挙げればキリがないのはこの作品のデフォ
真一郎に対するイザナの異常な独占欲
血縁無しと解るや怨恨の無い妹でさえ殺しても構わないというイザナの割り切り
機微を解する真一郎ならばイザナの自らへの偏愛に気付けば、マイキーも連れて施設へと出向き、顔合わせの機会を設けて宥和を図るはずであろうに、まったくノータッチ
畏怖されるS62世代を泣きチートのアングリーが悉く瞬殺
さらに、それをも凌ぐ鶴蝶
幼少期の淡い恋を引き摺り、最強反社集団まで築こうとする稀咲
等々、無理が過ぎる展開
もっとも、真一郎に関してはこの後にまたトンデモ展開があるようなので、そこは伏線なのかとは思うが
今期の格闘シーンは何だか、前評判は過大評価でその実弱かったり、それ程でもないと思わせておいて無双だったりと、キャラの不安定な設定が作品の粗雑感とリンクしてしまった感がある
原作者のゲーム脳故なのか、やったやられたの描写がRPGのバトルのターンのようで、特にS62世代の面々はただメンツが揃っているだけのお飾り中ボスキャラのようで見ていて虚しかった
とにかく内容が伴わなくても、お決まりの盛り上げ時に使われる劇伴で、無理くり勇壮性を強要してくるばかりの手抜き演出なので、それなりの制作陣の顔ぶれにしては物足りなかったというのが忌憚の無い感想
来期で最後までやるのか解らんが、広げた風呂敷をどう畳むのか、納得いくまとめ方が出来るのか
ミステリ要素の希薄化、ストーリーの粗雑化の目立って来た作品だが、1期の丁寧さを取り戻して巻き返しを図れるのか、注視はしている
作中、唯一疑問だったのが、図書館でイヌピーがルブタンのパープルのミュールを履いていたこと
そっち系だとの直截表現かと思ってたが、調べたら昔のヤンキーの流行りだったとの事
実際、マクロ経済学を座学しても大金を稼ぐのは難しいかとは思うが、ココが背伸びして励んでも4000万円にはどうやっても赤字となる、そんな暗喩かな?ともとれた

