【小説】 ハロウィンの1日 第2話 「未来の婚約者！？」

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あたりが光って、突然男の子が現れた。

？「いたたたた…」

サーシャ「あなたは…？」

私がそう聞くと、男の子は信じられないことを言った。

？「僕？僕はあなたの未来の婚約者のルイスです！」

サーシャ「み、未来の婚約者？」

婚約者といっても、私は結婚していないし、するつもりですらない。

ルイス「驚かせてしまってすいません。でも、本当なんです。サーシャさんと、次のクラス替えで隣になり、卒業する年に婚約するんです」

ルイスの表情は、本気そうだった。

サーシャ「あ、あなたはどうしてきたの？」

私がそう言うと、ルイスはにこりと笑った。

ルイス「やっぱりあなたは、気になりますよね。なぜ来たかというと…」

サーシャ(この子、美形よね…この人なのね。)

ルイス「あなたが今着けている、『女神の涙』が異国のものに盗まれてしまうのです。」

サーシャ「女神の涙が！？」

私は、耳元で揺れる『女神の涙』をみた。

ルイス「詳しいことは言えません！では！気をつけて！！」

サーシャ「あ、ちょっと！！」

聞きたいことがあったのに、青黒い光がルイスを包み込んでいった。

サーシャ「誰かに引っ張られていたわよね…」

今日庭園に来た時よりも、今日のお見合いが憂鬱になった。