【小説】いつも、いつも。第一話「また、戻って来れた」
さくら「すみれー!!久しぶり!!」
背の小さい、メガネをかけた女の子がこっちに向かってぴょこぴょこしている。
さくら「すーみーれー!!こっちこっち!!」
すみれ「わかってるよー」
重い、重いカバンをちょっと引きずりながらのろのろ歩く。
道に植っている、イチョウの木。
たくさんの花が咲いている、花壇。
懐かしい。いつか、いつかと願ったことが叶った。
さくら「遅いよー!ちょっと、かばん引きずってたの!?穴開いてるよ!?」
すみれ「うあ、どうしよ。お母さんに怒られちゃう。」
ちらっと見ると、5cmほどの穴が空いている。
さくら「重かったでしょー?私一つ持つよ。」
私が、病気になって会えなかった大切な友達、さくら。
私は重い肺炎になっていて、学校に2年ほど来れなくなっていた。
でも、2年ぶりに戻ってきた。
久しぶり、学校。久しぶり、さくら。
また、よろしくね。
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