【暇つぶし用小説】東方銀河旅!〜第一話〜紅魔館組侵略!

12 2024/08/19 20:01

ーーーー…幻想郷、迷いの竹林、永遠亭にて…ーーーー

「鈴仙?鈴仙〜?」薬局で永琳の呼ぶ声が響いた。「は…はい!お師匠様!どうしました?」鈴仙が息を切らしながら答えた。すると、「…鈴仙…。貴女、“旅”には興味ない?無いならいいのだけれど…」……「……旅…ですか?……あ!お薬の材料を採取しにきて欲しいんですね!分かりました!」鈴仙は自身ありげに答えてみせた。が、「…まあそう言うことなのだけれど…でもただの採取とは違うわ。長い日月をかけた冒険になるわよ。」「…え?ど、どう言うことですか…?」予想外の永琳の回答に鈴仙は首を傾げた。……「……それがね、今回採ってきて欲しいのは、絆想菜(きずなそうさい)と言う、とても特殊な草よ。」     「…特殊………ですか。」   「…ええそうよ。その草があれば、幻想郷は… いえ、何も無いわ。でも、とりあえず、採りに来て欲しいの。」  「わ…わかりました。お師匠様…。」鈴仙が席を立つと、永琳は大きな声で、「待って鈴仙!」と叫んだ。あまりにも大きな声だったので、鈴仙はすぐに振り返った。「お…お師匠様…?どうしたのですか?」永琳は言った。「……絶対に次に言うお方達で草を採取して!博麗霊夢、霧雨魔理沙、紅魔館の人達、白玉楼の2人、命蓮寺の住職と聖徳太子、雲居一輪…そしてクラウンピース…。」…「……!?え?そ、そんな多くの人達と…!?無理ですよ…!あと何で中途半端な人達なんですか!?…私だって心の準備もできてないし、…。」鈴仙は言い張った。だが、永琳は諦めずいいかえした。「この方達がいれば、絆想菜を手に入れられるわ。…じゃあうどんちゃんよろしくね…」「え…!?ちょっと待ってよお師匠様…!」だが鈴仙の言葉も届かず、永琳はいつの間にか椅子の上から消えていた。カラカラと揺れている永琳の椅子は、「採ってくれたら、戻ってきます。by八意永琳」と言うメモが貼られていた。「…全くお師匠様もわがままですね…でも、お師匠様の為にも…。」そう言って、鈴仙は迷いの竹林の外に足を踏み入れた。    続く

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タグ: 暇つぶし用小説 東方銀河旅 一話 紅魔館組侵略

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