【参加型】Undefined histoire 31話

トピ画は主が適当に

描いてた魔法陣的なやつ。

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𝕰𝖕𝖎𝖘𝖔𝖉𝖊 𝖙𝖍𝖎𝖗𝖙𝖞𝖔𝖓𝖊

卒業式の記念パーティーから

主役だったけれど抜け出した。

ポミエも気づいてないし、まぁいっか。

もうそろそろで、この世界ごと

消えるんだなぁ、と思うと少し悲しくて。

けど、もう2回で消さなかったとしても

どうせ死ぬし、死ぬくらいなら…

　

皆一緒に死ねば良い。

頭の中でそう考えて、

死ぬ間際に学園を散策しようとした。

寮も、校庭も行ったし、あとは教室?

あー、けど頑張って本を集めた

図書室に行こうかな。

そろそろ日が落ちそうだ。

“赤”く染まった廊下の先に、

真っ“黒”になった図書室があった。

適当に本棚の間を持ってきた

ランタンを振りながら歩いていた。

たまたま通りすがった｢4｣に分類された

蔵書が集まる本棚に、

長くても3年しか無い筈の本なのに、

埃を沢山被った本があった。

タイトルは…𝓒𝓲𝓮𝓵 𝓪𝓬𝓪𝓭𝓮𝓶𝓲𝓮 𝓱𝓲𝓼𝓽𝓸𝓲𝓻𝓮。

卒業記念に作った筈の本だった。

なのに、なんで文字が掠れてる?

分厚い本だけど、

殆どの生徒に配ってない。

禁忌魔法の唱え方さえ載っているから。

けど、もう一つ、｢予言｣だ。

私──、

メテオ･シエルが

唱えた予言。寮の鍵を揃えると

未来の霧が晴れる。

迷信とかじゃなくて、本当だ。

もし私が世界を消去しても、

失敗すれば緑の寮は無くなる。

だから、代わりとして

黒の寮をすでに用意してある。

あとは、まあポミエが

なんとかしてくれるだろう。

ｺﾂｺﾂｺﾂ

誰かの足音…

なんで、こんな所に?

逃げるしか無いな…

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あとがき

↓ヒント↓

https://tohyotalk.com/question/645547

　　　　　　　　　　　　主