一番星
どこかの青リンゴの人たちが、僕らの番だと言った。
ミンミゼミじゃない蝉が鳴いた、風鈴の音はしないし、ひまわりも咲いてない。
冷蔵の中身はまだ余裕がある、コーラを買いに行く必要はないだろう。
「あ〜。」
つまるところ暇を持て余し、天井を見つめる。
「青に似た酸っぱい、なんだっけ?」
机の上には、まるで抵抗するように、クラス写真が置かれている。
星空観察学習などと特別感があるが、我が校の宿泊学習である。
「桑島さん‥」
みんな、同じだ。
クラスのアイドル桑島綺羅さん、届くはずがない。
「風量あげよ。」
彼女の黒髪が風になびく様はまた、満天の星の下でなんと美しいことであろうか。
流れ星を見て無邪気に笑うあの横顔が。
「あーあ。」
俺は幸運だ、彼女と同じクラスなんだから。
「通知、学級位委員長!?」
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