【小説】ネギバターフランスパン第4話「警鐘」
カイトは怒っているが、心配そうな顔でテトをみてる
それは紛れもなく、ネルを喰い殺したこと。カイトは元々ネルを不審に思っていたが、仲間として供養してあげようと思ったらしい
ミクはそれを泣きながら見てるし、メイコ姉さんもそっと見守っている。
みんながテトを固唾を飲んで見守っている
カイトがついに口を開いた。
「ねぇ、なんでこんなことしたの?」
テトは黙っていたが、ボソッと何かを呟いた。大きなファイルの間に隠れている僕には聞こえそうにもない。
みんな、メイコ姉さんだって驚いたような、恐怖のような顔をしてテトを見る
僕は急に耳を塞がれ、目の前にはメイコ姉さんがいた。
「メイ…」
「シッ」
メイコ姉さんは口に指を立てて少し静かにするよう指示を出した
当たり前だと思った。カイトがテトのバッチを投げ捨てて使い物にならないものにしたのだから
バッチから轟音が聞こえる。レンはなぜか閉じ込められてる時、音を判別する能力を手に入れてしまっていた。これを防ぐためだと私はすぐ気付いた。
メイコ姉さんがそっと手招いている。
私もそっちに駆け寄る。
《私の、私のミクに近づくなぁぁぁぁぁぁ‼︎‼︎⁇》
メイコ姉さんは耳に傷を負ったが、持っていたマイクでテトの頭を殴った。
「テト…テト…」
「もう、テトと近づくのはやめておいた方がいいわ。一時的に眠っているテトの片手を見て!まるでボーカロイドの手ではないわ。ミク。安全なところに移動しないと、いつ襲われるか分からないわ。」
レンはテトの片手を見て失神した。そりゃあ、そうだ。あの子も13歳くらいだから、あんな姿見たら驚いてしまうのが普通だ。
メイコ姉さんがそっとレンを抱き上げる。
「こっち来て…ミク…」
テトが目を覚まし始めている。
「私、そんな風になってまで守って欲しくない‼︎」
「ミ、ミク…な、なんででそそそそそんあこと言うの?私はあなたを守るってちがったんだぎゃら」
「テト、こないで‼︎嫌だ‼︎二度とあんなことしないで」
「わかったよ、ミク」
「ミク⁉︎そろそろあっちに行かないと危ないわ‼︎」
でも…私にはテトを見ていないと、テトがまた悪いことしちゃう
「メイコ姉さん、ありがとう。でも、大丈夫だよ。私は大丈夫だから。レンと安全なところにいて。」
私とテトの内側の化け物との戦いが始まった
「テト、もういいから、大丈夫だから…あっ」
ガブ
テトのドリルはまるで角のように逆立ち、目は血走り犬歯が異様に長くなった、さっきメイコ姉さんを傷つけた化け物が目の前にいた。
『わ、私が私を制御できないっ。折角助けようとしてくれてるのに、これではまるで契約違反(約束破り)じゃないか。あー、守らなきゃいけないのに、血の味が』
「ウイルスバスター!テトをどうにかしてくれ」
カイトがウイルスバスターソフトを呼んだ。するとウイルスバスターはタスクマネージャーを呼んだ。
「どうしたん?なんかあったんか?話聞こか?」
「それが…」
「あー、なるほどね、憑依型のコンピュータウイルスだ。これなら、なんとかなりそう」
タスクマネージャーはファイルを開き、問題のファイルをゴミ箱に入れ、消した。
「うっ、うーん」
テトはまだ起きる様子はないし、また豹変する様子もない
私の戦いはたった3分で終わった。
テトが起き上がるまで少し待とう
35分後、テトは疲れた顔で起き上がった。
少し可哀想になったので、フランスパンを買ってあげた。
「ミクー、バターある?」
「あるけど、好き嫌いない?」
「ないよ」
私はバターを渡し。テトはそれに齧り付いた。ネギバターフランスパンに。
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最終話(エピローグ)はまた次の時に
その時はよろしく
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