〈小説☆〉異世界旅行者
「ママァママァ、しあわせってなに?」
言葉を覚え始めた可愛らしい息子が声を掛ける。
「しあわせ?そうだなぁ、胸がホワホワして自然と笑っちゃうようなことかな?だけど本当の幸せはねもっともっと遠いところにあるんだよ」
「へーさすがママ‼︎ものしりだね〜」
息子がまん丸な目をさらにまん丸にして見惚れている。目は青く水晶のように透き通っていて金色のチリチリした髪が生え始めている。
「どうだかね」
少し微笑んで首を傾げる。
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青みがかった空に宝石が乗っている。その空の下、上を見ながら、上を向いて歩こうを口ずさむ。
「幸せは雲の〜上に〜」
好きな歌詞のとこを歌う。
「幸せは空の〜上に〜」
今日は冬も本番1月半ばの公園前。ブラック企業と呼ばれるような会社に勤めてる。もうすぐ明日なのかと腕時計を見ながら歩く。ここの信号を曲がるとそろそろ家に着けるなといつもどおりに渡る。クルッと向きを変え、小走りのペースになる。その時、ビーっとクラクションが鳴った事に気付き止まってしまった。止まりきれないトラックはペースを落とす事に失敗し、そのまま私を轢いた。ダズッと言う鈍い音と共に全身に雷に撃たれたかのような痛みが走り、その場に倒れてしまった。
「うゔっ」
当たった方の右腕の骨が粉砕骨折したようで、腕の筋肉に骨がちくちく当たり腕の痛みが麻痺してくる。それよりもお腹が痛い。胃を麻酔なしに針で突かれたような痛み、ゴフッゴフッと咳をするとお腹が痛い。とにかく痛い。口の中に鉄の味が広がる。視界も段々と狭まって来た。しかも恐ろしいほどの眠気がやってきた。記憶を失いそうな、瞼が重りに変わったような。あぁここで寝たら私、死ぬんだな。そんなことを考えながら必死に寝ることに耐える。けどある一つの考えが頭をよぎった。"ここで寝れば、この苦しい痛みから解放される"必死になってたのがバカバカしくなってくる。
「ハハッ‼︎ここで死んでも悔いはない‼︎」
大声で叫んだ。断末魔とでも言うのだろうか、でも違うこの叫びは。さぁ寝よう。くったりするくらい寝よう。そしてその場で私は瞼を、人生の幕を下ろした。
。*°いいねのやつでのとぉこぉー°*。
>>94
モルペコと、ワンパチ、イーブイとイーブイ進化全部、ドラメシア、ドロンチ、ドラパルトと他にもいるよ!エースバーンとか
>>112
いやサン&ムーンやってないし、(zyも)それに新しいやつも買えないしって感じだからそんなすごくないよw