第4期(最終) 小説「ともだち」2話
ゆうと「、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、。」
ゆうとはいつも楽しく話していた空ラがいつも絶えずいじめていたつかさだったことを受け入れることができなかった。
ゆうと「空ラ君、あんなことしてごめんね。」
空ラ「僕こそ気づけなくてごめん。」
如月「これはどちらが謝ることではない、これはどちらの願いも合わさった世界だからな。」
ゆうと「それって、、、僕たちが如月さんとセレン様にお願いをしたってことですか?」
空ラ「僕そんなことしていません、、、」
如月「そうだ。記憶がないのはセレン様の能力のせいだな。」
ゆうと「その時のことを話してくれませんか?」
如月「いいだろう。今から脳内から映像が映し出される。さぁ二人とも、目をつむるんだ。」
2人は目をつむった。
如月「まずは空ラからだ。」
空ラ(以下つかさ)「ここは、、、」
つかさは、何もないくらい世界に移されていた。
如月「大丈夫か、私のこと見えるか?」
つかさ「み、見えます」
如月「私のことは、如月と呼べ。あなたはつかさだな」
つかさ「なんで私の名を?」
如月「私の特殊能力だ。」
如月「あなたは今日、学校を休んで隣町の近くにある森まで4時間歩き、森の中にある6メートルある岩から飛び降りて、午後2:3分に息を引き取った。」
つかさ「それが、、何ですか?」
如月「あなたはあの生活、楽しかったか?5年生の時からゆうとという人間にいじめられて、それに加えて性同一性障害を持っていた。正直に打ち明けな。」
つかさ「。。。」
つかさ「正直、遺書に書いたとおり、ここ2年間楽しいと思えるときはなかったです。」
如月「そうか。それなら一つ願いをかなえてやろう。でも、もう一度生きるという決まりはあるけどな。」
つかさ「それじゃぁ生きないという選択肢はないということですか?」
如月「そうだ。どんな生き方をするかは、かなえれるところまでかなえてやる。」
つかさ「それなら、、、、」
つかさ「本当は、私ゆうと君のことが好きだったんです、4年生までの。いじめられてたときも、本当は優しくて、友達思いのゆうと君がどうしても引っかかって、言い返すことができなかったんです。やめてと。」
如月「ほう、それで、願いは?」
つかさ「本当は好きだった、本当はすごく優しかったゆうと君と友達になりたいんです!どうしても」
如月「本当にそれでいいのか?ゆうとはあなたをいじめた本人だぞ?」
つかさ「いいんです!だってゆうと君は、本当はとっても優しいんですもん!」
如月「、、、わかった。いいだろう。ただし、絶対に戻りたいだとか、そんなことは言ってはいけない。。わかったか?」
つかさ「はい!絶対に言いません!」
如月「よし、承知だ。時間がかかるからあと少しはここで過ごしてくれ。」
つかさ「はい。ありがとうございます」
如月「それで空ラは終わりだ、次ゆうとのいくぞ。」
遺書を聞いた日の夜、ゆうとは闇の中に落ちた。
ゆうと「ここ、、、は、、どこだ?」
如月「聞こえるか?」
ゆうと「え?あ、はいっ聞こえます」
如月「あなたからは見えないのか、まだ死んでいないのだな。私のことは如月と呼べ。私はあなたのことをゆうとと呼ぶ。」
ゆうと「なぜ?僕の名前を」
如月「私の能力の一つだ。」
如月「あなたは、、、好きだったんだろう?つかさのこと」
ゆうと「なんでそう思うんですか?」
如月「親がいないことをからかってきたクラスメイトを復習するために関係のないつかさが離れて行って、話してくれなくもなった。それが嫌だったんだろう?苦しかったんだろう?」
ゆうと「嘘はつけませんね。そうです。ショックで、どうしても元の生活にもどりたくて、好きな人をいじめてしまったんです、それなのに、、僕ってひどいですよね。」
如月「いや、ゆうとは悪くない。からかったクラスメイトが悪いんだ。いじめることはよくないけどな。」
如月「そ、、いや、つかさが言ってるように、ゆうとは本当は優しくて友達思いの人間だ。だから、もう一度人生をやり直す権利を与える。自分がなりたいことをいいな。私の能力を使うから、どれだけできるかはわかんないけどな。」
ゆうと「、、いいんですか?そんなの」
如月「いいんだ、願いを言ってみな。」
ゆうと「んじゃあ、本当は大好きだったつかさと仲良しになって、つ、、、」
如月「大丈夫だ、正直に言ってみな。」
ゆうと「つきあいたいです!」
如月「いいだろう。願いをかなえてやる。ただし、絶対に戻りたいなど言うなよ。わかったか?」
ゆうと「はい!やくそくします」
如月「わかった。時間がかかるから、しばらくここで過ごしてくれ」
ゆうと「ありがとうございます!」
如月「こんな感じだ。」
ゆうと「2人の願いが合体してこうなったというわけですね」
如月「そうだ、でも空ラが約束を破ってしまったんだ。女の子になりたいってね。」
空ラ「、、、、。」
如月「でも空ラが悪いんじゃない。私から言ってあげればこんなことにならなかったし、もとはつかさなんだからな。」
如月「実はな、、、、」
如月 セレン様がお怒りになって、もうこの空想世界はあと2週間しかもたないんだ
ゆうと「、、、、、え?」
空ラ「それじゃあ僕たちはどうすればいいんですか?」
如月「残された選択肢は2つだ。一つ目は、元の空ラが死んでいる世界に戻ること。」
如月「二つ目は、ここに残って、最後を迎える、、、というのは、死ぬってことだ。」
空ラ「それってどちらかは死ななきゃいけないってことですか?」
如月「そういうことだ。」
ゆうと「死んだら天国に行けるんですか?」
如月「人間界では天国やら地獄やらあるようだが、現実は何もない何も感じないところで暮らすことになる。ただ気持ちだけが残っていて、考えることしかできない状態。起きてるか寝ているかなんてわからないってことさ。正直、もちろん、2人の記憶は消える。あっていたころから。」
空ラ「、、、、、、、、。」
ゆうと「、、、、、、、、、、、、、。」
如月「辛かったら、泣いてもいいんだぞ?」
空ラ「う、うあああっううっ、、、、、、、、、あぁ、、」
ゆうと「空ラ、大丈夫、絶対に僕たちなら、、乗り越えれる、、僕も、
僕も苦しいよぉっうっうあああああああぁっ」
2人は取り残された選択肢の救いのなさに、心がおれそうだった。
如月「、、、、、。」
すると、いきなり如月が口を開いた。
如月「私は性別もないというか、2つ持っていて、人一倍の能力を持っている。ちょうど人間2人分くらいの力をね。
もう私は家族を覚えていない。でも、とても幸せだったことだけは覚えてる。でも、セレン様によって全部消されてしまった。私の家族の記憶を、、だから、私は暗闇で苦しむほうがましだと思っている。」
だから、私が死んで、2人に力を分けるのはどうだ?
続く 第3話は来週には出す。