暇時間に書いた小説第二章#2
よかった。戻れたんだ!
「にしても今まで上手い幻術をかけていたのに何故、急に弱くなって抜けられたんだ?」
簡単な疑問だった。
「俺だ」
鬼牙が眠そうに言った
「俺の能力で限界までお前の睡眠欲を引き出したんだよ。
そのおかげでもう眠くて眠くt....」
喋ってる途中で寝てしまった。
これは寝かしといてやるか。
「そういやここどこだ?」
凛羅に聞く
「ケプラー22bだよ」
「ナニソレェ?」
どこだそれは
「知らないの?!
ケプラー22b又はKOI-87.01とは太陽に似た恒星ケプラー22のハビタブルゾーン内を公転してる太陽系外惑星である。
地球から見て白鳥座の方向に約600光年進んだところにある。
NASAのケプラー宇宙望遠鏡によるトランジット法により発見された。
ケプラー22bは当時発見されていた太陽系外惑星の中で初めてトランジットを起こす、ハビタブルゾーンを公転する惑星である。
わかった?」
何を言ってるのか全くわからなかったが、一つ聞き取れたことがある。
「600光年?!
どうやって帰るのさ!」
果てしない遠さだぞここは
凛羅は車を指差している。
「まさか、ね」
「600光年って光の速度でも600年かかるんだよ。流石の車でも無理無理」
その言葉が凛羅の逆鱗に触れたのか
寝たままの鬼牙と八代をぶん投げ俺を殴って車に乗せる。
「この車の最高速度を見せてやんよ。」
そういい鍵を使い車の天井を開けた。
そして中にあったレバーやボタンをガチャガチャしだした。
「完了、」
そう言い放った凛羅は車を発進させた。
そこからがすごかった。
多分誰も見たことがないような速度で走り出す
そして外の景色がすごく綺麗だった。
多分どっかの夢の国のネズミのいるところより多分こっちの方がすごかった。
でもやはりそんな時間にも終わりは来る。
「たった30秒宇宙旅行したようなもんか。」
着いたのは馴染みのある牢獄兼拠点だった。
疲れた〜と大声で言いたい気持ちを抑え部屋に入る。
そしてゆっくりと眠りに落ちた。