3、突然
この作品は東方Projectの二次創作です。お借りしたイラスト Picrewの「八月の葬式」でつくったよ! https://picrew.me/share?cd=P9oZEo1yqP #Picrew #八月の葬式
この話は前回の話に続いています。なので一話をご覧になっていない方はまずそちらをご覧いただければもっと作品を楽しむことができますよ
1、悲劇 https://tohyotalk.com/question/277448
2、別れ https://tohyotalk.com/question/277552
4、目覚め https://tohyotalk.com/question/279080
5、再会 https://tohyotalk.com/question/282924
6、告白 https://tohyotalk.com/question/287970
7、本心 https://tohyotalk.com/question/325593
8、最後 https://tohyotalk.com/question/341226
この作品にはグロテスクな描写が含まれる可能性があります。あらかじめご了承ください。
霊夢は足取りもおぼつかずにフラフラと山道を歩いていた。
そして2時間ほど歩き続けると彼女は魔理沙が転落した崖までやって来た。
いつもは霧が立ち込めているはずなのにその日だけは雲ひとつない青空がくっきりと見えていた。
霊夢「、、、、、こんな誰もこなくて寂しいところで死んじゃったのね、、、」
そういって彼女はもう枯れかけた赤い花の花びらをちぎって崖の下に一枚ずつ落としていった。
そして最後の一枚を落とし終わるとそばにあった石に腰掛けて空を見上げて泣き始めた。ただし、その瞳には涙は流れることはなかった、、、
霊夢「毎日毎日うんざりするように聞いてたあの明るい声も、飽きもせずに笑顔で遊びにきてたあの元気いっぱいの顔も、、、私は、、、もう見ることができない、、、自分で自分の大切なものを失ってしまった、、、ごめんね、、、魔理沙、、、今、そっちに行くから、、、」
そういって彼女は崖っぷちに向かってヨロヨロと歩き出した。「ごめんね、、、ごめんね、、、」と呟きながら、、、周りには誰もいないので止めようとする人もいない。彼女が崖っぷちまで残り数メートルの場所まで来た時、突然、後ろから聴き慣れた声が聞こえた
魔理沙「れい、、、む、、、?」
続く