【小説】走れ！マイ･ランウェイ 1-3

https://tohyotalk.com/question/269025前回のお話1-2

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「こんにちは！」

「こ、こんにちは」

「こんにちは～」

「今日はよろしくお願いします！」

すごい偉い人だな～　参加者みんなに挨拶して回ってる

「あの子、なんだろうね？」

「ね。あっ！誰か来たよ！」

　ドアが開いて大人の人が現れた。

「こんにちは。Lucky Time編集長の根岸心萊です。」

「わぁ～」

　すごい綺麗な人。20代かな？いよいよオーディションが始まる！

「これから、Lucky Timeのモデル選考オーディションを始めます。選考について説明します。今ここにいるあなたたちは書類での1次選考を見事合格した50人。今日行われるのは2次審査です。2次審査はポージングと面接の試験があります。午前中にポージング審査、午後に面接です。この審査で3次審査に進む20人を決めます。最終的には5人の人がLucky Timeのモデルに選ばれます。それでは1～10番の人、ポージング審査を始めるのでスタンバイしてください。持ち時間は5分です。その他の人は順番が来るまで待っていてください。」

「いよいよだね～　緊張しちゃう」

「ダイジョウブだよ！海來©、すっごいかわいいもん」

「ありがとう！」

30分後

「それでは、11～20番の人スタンバイしてください」

「じゃあ、行ってくるね」

葉音©は17番。順番だ。

「頑張ってね！」

「うん！」

どんな審査なんだろう。緊張してきた。

なんか、あっちの方が騒いでいる。なんだろう

「でね～　カメラマンがちょーかっこいいの！」

「えっ！そうなの！見たい～」

「2つカメラがあって1つの方がかっこいい！高校生ぐらいかな？もう1つは普通のおじさん。」

「かっこいい人の方がいいな～」

カメラマンがかっこいいらしい。話している1人は3番、もう撮影が終わったんだな～

「次、21~30番の人、準備してください」

　いよいよ順番だ～　自信なくなってきた。周りの人みんなかっこいい　でも、大事なのは思いっきり楽しむこと！よ～し頑張ろう！！！

「よろしくお願いします」

　わぁ～　すごい！専用の機材がいっぱいだ！人多い～

「では、こちらに座って待っててください」

「は、はい！」

　うわぁ～　みんなすごいな。かわいいし上手　私も頑張らなきゃ！絶対にモデルになるんだ！

「次、23番と24番です。準備してください」

「あっ、はい！」

ドンッ

痛っ！転んじゃった。

「ごめんなさい！」

「ごめんなさい！」

転んじゃったけど大丈夫そう。あれっ服に汚れがついちゃった。どうしよう…　オーデにきたない服で来たって思われたらイメージダウンだよ。どうにかしなきゃ！