星のカービィwii小説(3)「白熱!ボスバトル」
四人は次々と先へ進んでいった。
あるときは新しいコピー能力のリーフをコピーしたり。
あるときは違うスーパーコピー能力のドラゴストームをコピーしたり。
他の異空間に入ったりした。
「ここがクッキーカントリーの最奥地かな?」
「恐らくな。ここにパーツがあるのだろう。」
カービィはコピーのもとを見つけた。
「ねえ見て!コピーのもとがたくさんあるよ!」
「ソード、カッター、ファイア、ビームの4つだな。」
カービィはファイアの能力を選んだ。
「よし。これでいく!」
コピー能力を身に着けて数十歩歩かないうちにどこかで見覚えのある木を見つけた。
ウィスピーウッズだ。
カービィたちには気づいて無くうたた寝をしている。
「おーいウィスピーウッズ。」
「ん?ああカービィか。」
「何か船のパーツみたいなの知らない?」
ウィスピーウッズは苦い顔をした。
「しっ・・知らないよぉ。」
「ん?なんか嘘ついてない?」
「ついてないよぉ。」
「む?ほんとか?」
デデデ大王が入ってくる。
「だから違うって言ってるだろ!どうしてもわからないなら力ずくでも分からせるまでだ!」
「こっちこそ!」
ウィスピーウッズはりんごを落としてきた。
「痛い!」
「ふふん。そんなのでへこたれるとは情けない。喰らえ ばくれつデデデハンマー投げ 」
ハンマーを投げて遠くの敵にも大ダメージを与えることが出来る技だ。
「くそぉ。許さん!絶対に認めないぞ。」
と言ったらウィスピーウッズは大きく息を吸い込みカービィたちを食べようとした。
「うわあああ逃げろおおお!」
四人は全力で走ったが動きの遅いデデデ大王が食べられてしまった。
「うわぁ!」
「あ!大王様を返せ〜。」
「それはずるいぞ!喰らえ 火だるまスピン 」
「熱い!やめろカービィ。燃えてしまうぞ。」
カービィは今気づいた。
ウィスピーウッズは木だから火に弱いのだと。
「そうか!よし。もう一回攻撃! バーニングアタック 」
「くそぉ・・・」
ウィスピーウッズの中にいたデデデ大王が叫んだ。
「熱い!やめろカービィ。」
「あ・・・。」
また気づいた。
火の攻撃ばっかりしていると中のデデデ大王まで攻撃を食らってしまう。
「それじゃあトドメは私が指したほうが良さそうだな。 シャトルループ 」
見事に決まった。
とともにデデデ大王が転がり出てきた。
「痛いわい・・・もうちょっと丁寧に出さんか。」
「ウィスピーウッズ。本当のことを話して。」
「実は・・・その船のパーツは俺が持ってるんだ。」
「なっ・・なんだと!それなら早く言えばよかっただろうがバカタレが!」
「待ってくれ。これには理由があるんだ。聞いてくれないか。」
「お、おう。」
デデデ大王はウィスピーウッズの迫力に押された。
ウィスピーウッズは真剣に話し始めた。
実はさっき船のパーツみたいなのが落ちてきたんだ。
それを見て綺麗だ・・・自分で取っておきたいという思いがあった。
そこでカービィたちと会った。
絶対に取られたくないから嘘をついたんだ。
ごめん・・・デデデ大王も食べちゃって。
俺からの話はここまでだ。
「・・・分かった。持っておきたい理由はわかったかけどそれはマホロアのローアっていう船のパーツなんだ。貸してくれないかな?」
「もちろんだ。俺が間違いだったよ。」
「ありがとう!それじゃあ帰るね。バイバーイ」
「またな。いつでも遊びに来いよ〜。」
カービィたちはパーツをローアまで持ってきた。
するとパーツが光出して動き始めた。
「え・・・どこ行くの〜。」
「こら待て!俺様たちが苦労して持って帰ってきたのだぞ。戻ってこい!」
二人がギャーギャーしているうちにもうローアにくっついていた。
「あれ?もう付いてる。」
「ほんとだな。どういうことか。」
「とりあえずマホロアに報告しに行こう。」
カービィたちは一つのパーツを集めに来たことを報告した。
マホロアは大喜びした。
「ヤッたね!アリガトウカービィタチ。ホントーにカンシャするヨォ。」
「どういたしまして〜」
「アトノコリのパーツは・・・右ウィング、左ウィング、エムブレム、マストのヨッツだヨォ。コレからもヨロシクネ。」
「任せて!」
「ツギはレーズンルインズにアル右ウィングだヨォ。」
「よし行くぞ〜!」
続く
3回くらいデータ消えてやっとの思いで完成しました・・・。マジで消えた瞬間心折れたわ
余談ですがサブタイトル(白熱!ボスバトル等)は全てbgm名にしています。ファンサービス精神()