【小説】グッバイスクール#1

ジャンル:青春、スリラー　作:兎耳山拓斗

この作品はフィクションです。実在の人物、団体、事件などには一切関係ありません。

🟦🐰🟪#1入学式

俺は今日から高校生になる。やっとの思いで口に出したような言葉だった。俺の名前は吉村純一。今日から入学式だ。中学では本当にだるくて毎日クソみたいな生活しか送れていなかった。だが、今日からは当然違う。あいつらのいない平和な毎日が始まる…と思っていたのに。

〜入学式〜

俺の所属している高校は星夏高等学校というところ。別にめっちゃ頭いいわけじゃねえし、部活もそんなに強くないし、まあ普通の高校だ。俺たち一年は合計300人いるんだな。すごくキリがいい数字だ。そして、俺たち来た順番で座っている後ろには両親が。前には何言ってるか分からねえ校長か教頭がデケエ声で話してる。ああーマジでキモいんだけど…そこから一時間くらいずっと座ってなきゃいけなくなったわ。そして、やっと入学式が終わり、クラス発表がされる。普通、入学式する前にやるんだけどな。それ。クラスはA〜Jまでの10クラスか。他の学校と比べるとまあまあ多い方だな。俺はクラス発表の掲示板を見る。俺は名前はなかなか見つからないと思っていたが、めちゃ早く見つかった。俺はA組だった。次に他の人の名前を見る。俺の友達がもしかしたらいるかもしれないと思ったからだ。

(名簿1年A組)1、相川春樹　2、大沼隆　3、鹿児島圭史　4、加藤大介　5、佐藤修太郎　6、柴田圭一　7、千原大輔　8、月岡健一　9、土屋正幸　10、冨代俊男　11、藤本智宏　12、三浦龍司　13、宮沢達也　14、森田勇希　15、吉村純一　※男15人　16、飯塚真由美　17、太田沙智　18、小野ゆりか　19、北野明日香　20、坂下聡美　21、桜井香織　22、須田恵　23、染谷かりん　24、堤麻衣　25、平岩優　26、松岡彩　27、水原美穂　28、道賀敏　29、山下麗奈　30、渡辺加代子　※女15人　あ、いた。1人だけ。13の宮沢達也。こいつは俺と中学2年だった時、同じクラスでよく話したな。中学3年からはいじめでよく不登校になりかけてた感じの奴だな。今は元気そうだが、何か心の闇はまだ少し残っていそう。ま、ちょっと話にいくか。そういって俺はあいつを探しに行った。

〜1年A組教室〜

はあ。また長い話を聞かされた。どうしてこの学校の先生はみんな話が長いんだろう。よし、まあいいや。とりあえず達也に話しかけよ。

吉村純一「なあ、達也。久しぶりだな。」

宮沢達也「……………」

吉村純一「？覚えてないのか？中学2年の時、同じクラスだったろ？」

宮沢達也「ああ。あの時のか。」

吉村純一「そう！また同じクラスになっ……」

次の瞬間…俺は達也に殴られた。

つづく

🟦🐰🟪

はい！こんちゃ！タクトです！今日から小説、配信します！グッバイスクールは結構長く続く話なので、コメントぜひ！また、フォローよろ！

次回予告　#2恨みの拳