【小説】気づいたら第二次世界大戦中の広島にいた話
裕太と未來と私しか分からない。
いや、私たちにも分からないこの画像とメッセージ。
今日悠生は風邪で休んだんじゃなかったの!?
今は休み時間だからこうやって話せるけどもうすぐ授業が始まる。
それもボロボロの数学!
ああ、集中できる気がしないよ。
話した結果、海にうつる影から見て古い飛行機でないか、という事になった。
はて、悠生は何を…。
あわわっ!授業始まる!
そうして私たちは解散した。
頭から離れない。
あのことが。
数分した頃、私は動かなくなった。
周りからしたら考えているようにしか見えなかっただろうけど。
*☼*―――――*☼*―――――
サアァァァァ…。
うん?
悠生!?
私は悠生に向かってダイブ。
悠生ー!と叫びながらね。
あっちも驚いてたよ。
まぁ、そりゃ驚くよね、急に抱きついて来るんだから。
えへへっ。
*☼*―――――*☼*―――――
抱きついて来た愛華を俺は思っきし振り払ってしまった。
それと同時に愛華の体がだんだん薄れていった。
そしてついに愛華は消えた。
俺は後悔した。
でも、あれは夢だったのか?
夢の中で夢を見るだなんて、変な話だ。
消える寸前、愛華はこう言っていた。
第二次世界大戦… 、だよ、多分…。
気をつけてね……。
と。
確か社会かなんかであったよな、戦時中の国民ー、みたいなやつ。
上空を沢山の飛行機が横切る。
沢山の命を奪って、攻撃する。
あそこに陸がある。
よし、あそこで降りよう。
生きることに集中していたら、もしかしたら帰れるかもしれない。
元の場所、俺が本来いるべき所に。
空襲を避けながら俺は走る。
ようやく見つけた防空壕も定員オーバーで入れて貰えなかった。
ただその時俺は今日の年月日を聞いた。
その日は…。
>>4
まあ、あくまで創作なので、いいんじゃないですかね…ある意味今の状況が昔のあの時の戦争の状況になったらどう生きればいいのかとかも含まれると思いますし…
広島県民から言うと、酷評する理由はないと思う。
そんなにデリケートな事を言っている訳でもないので。
当時の戦況が分かります。