【小説】春と孤独を救う招き猫~エピソード3~

7 2022/12/28 19:57

~エピソード2~はこちら→https://tohyotalk.com/question/449002

新編突入ということでトピ画を変更しました!

桑野 真由 編

私は両親は共働き。周りの友達も共働きが多いけれど、

家は両親が帰ってくるのが毎日遅かった。だから私はおばあちゃんに

毎日面倒を見てもらっていた。けれど、去年、おばあちゃんは亡くなった。

それから私は毎日自分でご飯を作り、洗濯をした。

中1だから、そんな大したことじゃないかもしれないけれど。

私は話すのが得意じゃないからいつも一人だった。

暇だからいつも気づけば公園で座っていた。なんでかわからないけれど。

「何してるの?」

えっ。同じクラスの笹谷さんだ。

「大丈夫。一人で休んでるだけだから。」

つい一人でと言ってしまった。とりあえず面倒事は嫌だ。

早く帰ろう。

「待って、ちょっと話していかない。」

「ごめん。忙しいから。」

「そっか。でもちょっとだけ。」

「はあ、ちょっとだよ。」

何でそんなに私にこだわるんだろう。

「ねえ、悩みとかない?私で良ければ聞くよ。」

「ない。」

「ほんとに?」

「いつも一人でいるよね。」

「私は人付き合いが下手だから。一人が好きなの。」

「何でいつも公園のベンチに座っているの?」

何でだろう。いつも自然と座っていた。自分でも理由は分からない。

「大丈夫。私が助けてあげる。」

助ける。何を言ってるんだろう。

「無理だよ。笹谷さんに私のことがわかるわけない。」

つい声を荒げてしまった。申し訳ない。

「ちょっとまってて。」

笹谷さんはブランコの方に行ってしまった。

少しだけ話し声が聞こえる。

「あとは小麦、頼んだよ。」

「ふん、なぜお主に指図されなくてはならんのだ。」

「まあよい。」

目の前になぞの光が見えた後、笹谷さんが戻ってきた。

最後までお読みいただきありがとうございました!次回もよろしくお願いします!

~エピソード4~はこちら!→https://tohyotalk.com/question/450050

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いいっすねー次回楽しみにしてます!


>>2
ありがとうございます。


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