【小説】東方力写郷 第六話「普通の魔法使い」
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注意
この小説は東方projectの二次創作です
オリジナルのキャラクターがいますので苦手な方は注意してください
好評であれば続けるかもしれません
<あらすじ>
突然幻想郷に送られた少年与海 日央(ようみ ひなか)は、博麗霊夢と共に人里へ向かったが、そこで何者かと出会い…
「少し…めんどくさいやつに出会ったわね…」
霊夢がそう言うと、
「ひどいこと言わないでくれよー!私達大親友だろ!?ところで、横にいるお前は誰だ?私は霧雨魔理沙!普通の魔法使いだ!弾幕ごっこやろうぜー!」
「えぇ…ん…えぇ…俺は与海日央だ…弾幕ごっこはできない…というか弾幕の出し方を知らない…」
日央は魔理沙の質問攻めに困惑しながらも答えた…が…
「良い名前だな‼︎ところで、弾幕が出せないなら教えてやるよ‼︎こう見えても教えるのは得意なんだ!」
「え…えぇ…チラッ…」
魔理沙の対応に困惑し日央は霊夢に助けを求めるように視線を向けるが、霊夢は後退りをするばかりで助けるつもりはないようだった。
「はぁ…分かったよ…教えてくれ…」
「よし!OK!教えてやるぜー!」
魔理沙がそう言った時に、霊夢が焦ったように口を開いた。
「あ、ここではダメよ!?魔法の森にでも行ってからやりなさーい!」
「分かったー母さーん!w」
「黙りなさーい」
箒に乗りながらしょうもない冗談を言う魔理沙に対して、霊夢は適当に返した。
-魔法の森上空-
「じゃあ今から教えるな…って思ったけど、なんでお前空飛べてるんだ…?」
平然と宙に浮いている日央に対して魔理沙は言った。
「あー…元からできてたってわけじゃないけど、なんかできるようになってたんだよ」
「絶対嘘だろ…(ボソッ」
日央の適当な回答に魔理沙は疑問を持つが、そのまま言葉を続けた。
「まぁいい!で、弾幕の撃ち方だが、手のひらに力を込める感覚でエネルギーを溜めて、その後にそれを打ち出す感覚だ!」
「あのー…感覚って言葉が2回出てるんですがー…」
魔理沙の説明に困りながらも、日央は右手を前に出し、それっぽくした。
「こう…か?」
日央がそう言うと、手のひらに白い光弾が生成された。
「おー!そんな感じだー!お前才能あるよ!で、そのまま打ち出す感じだ!」
魔理沙がそう言うと、日央の手のひらの光弾は魔法の森の木に向かっていきぶつかった。ぶつかった場所は焦げており、煙が上がっていた。
「こんなもんか…これ、結構疲れるな…」
「まぁ、弾幕ごっこの時は出力を落として撃てばいいと思うぞー!」
疲れた様子の日央に魔理沙は言った。続けて魔理沙はこう言った。
「じゃあ、弾幕ごっこを始めるか…!お前から攻撃していいぜ…!」
「ふっ…勝ってやんよ!」
日央はそう言うと、弾幕を放った。
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