【小説】推し。【最終話】
その日の夜。私はベットに倒れ込むように横になり、ずっとスマホを見ていた。
頭の中では「推しって何なのだろう」「私の彰くんに対するこの気持ち推すという気持ちなのだろうか」
コンコンコン
「お姉ちゃん、入るよ〜」
妹の玲香が入ってきて私がスマホを使っているのを見て言った。
「あ、お姉ちゃん!それ買ってもらったスマホ??ちょっと見せて欲しい!どうしても見たいものがあるの!!」
そう言って私はスマホを取られてしまった。まあ玲香は明るい性格で友達も多いのだ。でも携帯がないから友達と連絡先を繋げられないし、何より退屈なのだろう。
妹はバスッターとかいうアプリを開けて、お母さんが設定してくれたアカウントに名前やらをつけ色々調べ始めた。
「お姉ちゃん!見て!!」その時玲香が見せてくれたのは彰くんがキャラとして出ている小説が漫画化するというのだ。
その時私は純粋に「え?嘘!?絶対買う!!」と玲香の前で叫んでしまった。
その様子を見て玲香が笑いながら
「クスクス、お姉ちゃんもう彰くん推しになってるじゃん」
と言われて私はびっくりした。確かに彰くんがいれば他に何もいらない。彰くんの出る漫画なら絶対買いたい。予約しないと買えなかったとしても絶対に。
そこで初めて私は彰くんを推していることに気がついたのだった。
今では彰くんの出る本はアニメ化し、私はアニオタとなり、色々なアニメと触れ合い多くの作品を楽しんでいる_
作者より。
皆さんは推し様とのエピソードはありますか??
推し様との出会い、そして別れは一瞬ですよね。
推しと言える基準はそれぞれですが、私はファンになった時点でもうそれは推しと同じことなのではないかな。と思い、いつもの女子高生や妹の発言を聞き推しだと気づくまでの華恋の物語を使うことで私個人の推しの基準を表現しました。
私自身小説はまだ書き始めたばかりで読みにくかったり、話の展開が分かりにくかったりするかもしれませんが、この話が少しでも良いなと思えたなら良いねやコメントもよろしくお願いします!
実は今回はこの展開を選びましたが、展開の候補は2つあったんです!
その展開が気になったらコメントしてね!またこの話の別展開として出すかもしれないので!
ではバイバイ!
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