【小説】sxxn ilm×ln_。『あの夏が飽和する。』パロ

6 2025/05/18 16:00

※sxxn彡の二次創作ですが、ご本人を知らない方でも読める様に配慮してあります

sxxn彡のilm彡とln彡のあの夏が飽和する。パロです

─────────────────────────

夏の 、暑い日 。

俺とLANは 、俺の家で二人でゲームをしていた 。

そんな時 、LANがふと 、口にした 。

「 俺さ 、昨日 、人殺しちゃったんだよね 。 」

そのLANの口に出た言葉は 、あまりにも唐突で 、衝撃で 。

「 は … ? ? 」

LANは 、困惑する俺に構わず話を続ける 。

「 学校のさ、隣の席の、ほら、いつも虐めてくる、あいつ 。もう、限界でさ、肩を突き飛ばしちゃったんだよ 。それでさ 、あいつ 、吹っ飛んじゃってさ 、頭打って 、打ち所が悪かったんだよ 。 」

淡々と語っている用に聞こえるLANの声は 、微かに震えていて 、

「 もう、バレるのも時間の問題なんだよ 、もう 、ここには居られないと思うし 、どっか遠い場所で死んでくるよ 。 」

は … ? ?

「 ちょっと待て 、急に人殺したっていった次に死んでくるって 、 、 、 情報量多すぎ 。 」

「 一気に話す話じゃなかったか … w 」

そう笑う君の顔は、寂しそうで、俺は、君を一人で 、いかせたらだめな気がして 。

「 … 死ぬなら 、俺も一緒にいくよ 。 」

LANは一瞬 、驚いた様な顔をすると 、俺にこう言った 。

「 え … ?い 、いの … ? ? 」

LANは 、俺にそう言った 。

「 いいって言ってるだろ 。てか断られたとしても無理やりついてくし w 」

「 あはは … じゃあ 、 お言葉に甘えて 。 」

そう笑ったLANの顔は 、嬉しそうで、俺も 、嬉しくなった 。

─────────────────────────

俺達は 、その後二人だけの旅の準備を始めた 。

財布を持って 、ナイフを持って 。携帯ゲームも、カバンに詰めて 。

「 この写真どうする ? 」

俺とLANが写った写真

「 もう要らないっしょ w 」

「 この日記は ? 」

小学生の頃から付けてる日記

「 要らないものは全部捨ててから行こうぜ 。 」

「 そうだな ! w 」

あの写真も 、あの日記も 。

人生を投げ出した俺達にはもう必要ない 。

人殺しとダメ人間の 、君と 、二人だけの旅だ________________。

─────────────────────────

俺達は、準備を終えると俺の家から出て、手を繋いで、この世界から逃げ出した。

LANの手を握ったときには 、もう 、ほんの少しの躊躇いと 、震えはすでになくなっていて 、誰にも縛られないで 、二人の旅を始めた 。

金を盗んで 、二人で逃げて 、俺達は 、二人だったらどこへだって行ける気がした 。

「 いつか夢見た優しくて 、誰にも好かれる主人公ならさ 、こんな 、世界のあぶれ者になった俺達でも 、救ってくれるんかな ? 」

LANがふと 、俺に問いかけてきた 。

「 そんな夢なら 、捨てたよ 。だって 、こんなになるまでその主人公は現れなかった 。それに 、『 シアワセ 』の四文字なんて 、この世に無かっただろ ? w 」

「 それもそうだな w 」

─────────────────────────

俺達が旅を始めてから 、どのくらい経っただろうか 。

その日は 、海に来ていた 。

LANの 、故郷の近く 、東京の海 。

夕日に照らされているLANの顔が 、とても綺麗で 、見とれていた 。

そんな時だった 。

LANが 、家から持って来たナイフをふと手にして 、海の中にどんどん入っていったのは 。

「 LAN … ? ? 」

俺は突然の事に戸惑っていた 。

すると 、LANが口を開いた 。

「 俺さ 、いるまが居たから 、楽しんで 、ここまで来れたんだ 。 」

「 人を殺してしまった時 、俺は 、一人で寂しく 、死ぬんだと思ってた 。 」

「 けど 、いるまが一緒にいくよって 、言ってくれて 、俺は救われた 。 」

「 だから 、もういい 、もういいよ 。 」

『 死ぬのは俺一人でいいよ 。 』

そういうと 、君は 、自分の首を切った 。

それは 、まるで 、映画のワンシーンみたいで 、白昼夢を見ている様だった 。

この後に及んでそんなことを考えてしまう俺が憎い 。

なんで 、そんな言葉が零れそうになった 。

涙で濡れた視界には 、君をはっきり写すことは出来なくって 。

〘 君が 、どこにも見つからなくって 。 〙

─────────────────────────

君を探す旅に出てから 、どのくらい経っただろうか 。

俺は 、あの後 、家に帰って 、家族の元に 、一度戻った 。

けれど 、家族も 、クラスの奴らも 、居るのに 。

何故か 、君だけがどこにも居なくて 。

俺が 、好きだった君は 、どこにも見つからなくって 。

すぐ 、一人で君を探す旅に出た 。

今日は 、LANが死んだ 、あの海に来ていた 。

「 LAN … 」

そう呟いた俺の声は 、夕日に照らされる海に消えていった 。

「 LAN … 俺 、そっち行くよ 。 」

「 やっと 、会えるな 。 」

そう言うと 、俺は持ってきたナイフを手に取った 。

そのまま 、海の中へ消えていった__________。

─────────────────────────

誰も居なくなった海岸には 、いつか 、あの時に捨てられた 、二人の写真が残されて居た 。

END

いいねを贈ろう
いいね
6
コメントしよう!
画像・吹き出し

タグ: 小説 ilm×ln 飽和

トピックも作成してみてください!
トピックを投稿する
その他2025/05/18 16:00:06 [通報] [非表示] フォローする
TTツイートしよう!
TTツイートする

拡散用



2: #紫乃 @sino_05230909 2025/05/18 17:56:55 通報 非表示

すご、、え天才✨️


画像・吹き出し

トピックも作成してみてください!
トピックを投稿する