渡るもの藤原妹紅 第四話

1 2025/09/06 23:23

宮出口瑞霊は博麗神社に住み着いている。何故そうなのかと言うと、単純に瑞霊は自分があの異変─幻想郷中を引っ掛けまわした異変─を起こした後、紅魔館に少し滞在し、その後、博麗神社に住み着いた。─何故そうなのかは知らないが、そこら辺の話は私には関係無い─そして、瑞霊に異変についての話を尋ねる。

「直入で聞くがこの異変について何か知っているか?」

私が尋ねる。もちろん私だって何も知らないわけではない。人里の様子や霏神の相手で、色々情報を集めている。先の異変の影響もあってか、瑞霊をなかなか見かけないので情報を持っているか不安だった。

「悪行のおかげで善くも惡くも顔が広くてね、お詫びといっちゃ何だが、できる限りの事は教えるよ」

私は感謝しながら、道中から考えていた何を尋ねるかという議題がまだ決まっていないのを思い出し、霏神についての素性や最初の発見場所などを聞こうかと迷っていたので、勘づいて話を進めてくれた。─どこぞの巫女より話が上手かもしれないと思い始めた─

「きっと永琳が人里関係で忙しいだろう。だから霏神という存在についての私の研究を教えようか?」

「ありがとう、それを頼む」

「まず、それ説明する為には、私達、怨霊の属する種族、幽霊について話した方が分かりやすいのだが、どうする? 手短がいいか?」

本当に、瑞霊はあの異変の時とは別人だなと思いつつ答える。

「大丈夫だ、別に焦ってはいない。少し焦っている様に見えたなら、それはきっと輝夜のせいだ。気にしなくていい。もしそうなら自分から伝える」

瑞霊は同情したような顔をしながら、話を元に戻した。

「それで、怨霊の属する幽霊についてだが、見てもらった通り、物質的な存在という物が無い」

「確か、外部情報を感情として変換する、気質で成り立っているんだったな」

「ああ、そして、その気質という器官のみでこの様に、私が存在出来ているのは、妖力のおかげだ」

妖力と気質と聞いて、頭の中で少し人生で、妖力だけでも振り返ってみる。永琳が数百年前に研究していたり─全く話は聞いてなかった─よくは理解出来ないが、何と無くで理解できる矛盾した様な物だと、今更だがそんな事に気づく。そして、瑞霊の説明は続く。

「異変の時に盗み見た永琳の資料と私自身の研究によるとこの妖力というのは、物理学的に表現するのが難しく、それ以外で説明しようとしても、やや難解なのだが、端的に言うと、"この世''の物理学の外の力、そして、存在と意識の力だ。その力は物理学の前提に立つ物であると同時に結論に立つ物でもある。そして、気質は外部情報という物理学で表される物を、気質という器官を通し感情という意識の力、妖力に変換する。またはその逆を行う器官となる。現に妹紅に私が見えているのはそのおかげだな」

瑞霊がいった文言をなんとか理解する。存在が無い空集合、虚無だとしても、気質と意識さえあれば、物理学的な存在の物になりうる。恐らくその事を言ったのだろう。─やっぱり、話の上手さはあの巫女と同レベルかもしれない─

「なるほど、つまり、自身の妖力を気質によって、物質的な情報に変換して放出する事で、存在する事ができると」

「ああ、それで私は一般的な人が持つ、物の目と妖力的な目も持っている。幽霊という気質と妖力の存在なので、普通とは逆で後者の方がよく見える。それで、魂などを見られるのだが、それで霏神を見たんだが、その結果が異常で、真っ黒な影だったんだ。幽体離脱の様に体から影の影も出ていた。今度は物理学的な目で見ると、やはり、それは霏神だった。そして次に、同時にその二種類の目で見てみると、面白い事に、妖怪、私達が普段接している妖怪の姿が写った」

とりあえず今の話を整理して、普通の目と妖力的な目、それらは各々の特徴を持ち、両方使う事で、より高度な情報を得る事ができ、その結果が、霏神は自分達由来の何かだという結果だということを理解する。─影の影とは?─そして脳内の白紙に筆を走らせ、瑞霊からの情報を整理すると同時に私の考察を捗らせながら質問をする。

「少なくとも外の世界、地獄、月のいずれかが関係はしているはずだと、私は思うのだが、瑞霊はどう思う?」

「そこらは依然、膠着状態さ、どの陣営も、それごとの仕事で忙しいから、陣営同士の争いは活発じゃないんだ。あと私の本業は巫女や魔法使い、ましてや探偵じゃ無いからね、犯人探しは専門外さ、紫あたりに聞けばいいんじゃないかな」

色々と考える。考える。だがやはり情報が足りない。そして記憶を漁っている内に気がついた。妖力的な目で見て影、物理的な目である、物の目でみて、霏神、両方で見て私達なら、全く妖力の存在しない、私達になるという事に。勿論それは、存在も意識も無い私達になって存在している事が矛盾するのだが。ベン図で考えるとそうなる。そして矛盾と聞いて思い出す。永遠と須臾という矛盾で同一な時間を操る能力を持つ輝夜がいなくなったとほぼ同時期に霏神が出てきた事を。

「とりあえず、情報を教えてくれて、ありがとう、そして私は永遠亭に帰る!」

「他のことは聞かなくて良いのか?」

瑞霊に引き止められる。だが今はそれどころでは無い。

「それがやはり焦っているからだ。すまない」

そうして、私は瑞霊、博麗神社から永琳達の研究で何かわからないかを確かめるために永遠亭に飛んで向かった。

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その他2025/09/06 23:23:00 [通報] [非表示] フォローする
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なんつーかワイの読解力の低さを差し引いても内容が分かりずらい。

東方二次創作だから多少はしゃーないけどもう少し説明ほしいわ

なんか読者の知らない前提が多すぎ


まあ表現のしかたとかは及第点じゃね?


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