渡るもの藤原妹紅 第二話:この異変の名は起神異変
私が永琳達と朝食を摂っていた頃に、東の竹林の方から、しなやかな竹が折れる音がはっきりと聞こえるほどの大きな音で聞こえてきた。
「今日の当番は、私だからな、朝食の途中だが、仕方ない」
と私は椅子からすぐに立ち上がる。
「気をつけてくださいね」
「なるべく早く済ませるのよ」
雑に「ああ」とだけ返して、すぐに音が聞こえた方向へ飛んで行った。
竹が折れていて上空からわかりやすかったので、『こいつ』はすぐに見つけられた。どうやら妖精を追いかけているらしい。とにかくすぐにその妖精の元に行き、『こいつ』と戦うには邪魔なので
「飛んで逃げろ、今から私がこいつを引き付ける」す妖精は何回もブンブンと首を縦に振り、すぐに飛んで行った。そのせいで冷や汗がかかった、冷たい。そんなことを感じていたらすぐに『こいつ』が攻撃しに近づいて来た。
「日常だな」
私がボソッと声を漏らす、私達は『こいつ』─異変のせいで発生している、私達の姿に少し似たような見た目をしている謎の存在『霏神』─を毎日のようにちぎっては投げちぎっては投げ、焼いて焼いて焼いて焼いている。そんなことを思うとため息が出てきた。そして霏神が攻撃してきた。霏神はエネルギー弾、通称『弾幕』を自身の周りから私に向かって飛ばしてきた、さらにそれだけではなく私を囲むようにも打ってきた。私はそれを負傷するとわかって相手の方へ全力で突っ込む。そして霏神の顔面を炎を纏った左手で掴みながら地面に思いっきり叩きつける。そして私も弾幕を出す、霏神の体全体に直接押し付けるように、私自身を巻き込みながら、まるで水圧のように。そしてこの目でしっかりと霏神が消えたのを確認する。
「はぁ、やっぱり竹林はなかなか炎の出力を上げれないな...」
私が少し破けた服を見ながら言った、
「私はあと何体のこいつを殺せばいいんだろうな、なぁ、輝夜」
何もない、雲もない明るい空に私は小声で問いかける。
そしてすぐに永琳達の元に戻った。

