渡るもの藤原妹紅 第三話:今更の巫女
霏神を倒し、永琳達との朝食に戻った私は、しっかり食べ終え、食器を洗い終わると、永琳にお使いを頼まれた。どうもまだ、人手が足りないらしい、まぁ、精神安定が難しいのは私もよく知っているし、その影響が肉体へ、出ることもよく知っている。そして、薬を渡された。
「届ける所は自力で見け出せれるくらいには簡単なお使いだから、薬は液体だから蒸発させない様にね」
と言われた。永琳が言うならそれ程蒸発させるのが簡単なのだろう。迷いの竹林を抜けて、変わっているのか、変わっていないのかよく分からない幻想郷の風景を楽しみながら、人里へ向かう。人里は相変わらずで、いかにも強者だよりという雰囲気で、みんな共通の精神安定剤である博麗の巫女を求めて、霊夢は大変そうだった。そして、荷物を届ける為に、人里内を建物の裏の路地や、潜伏している妖怪の手助けで、薬を届ける家を探していると、突然、霊夢に話しかけられた。
「異変解決、妹紅に頼んでいい?」
あまりにも突然な内容なので、頭が少しフリーズしたが、なんとか頭を解凍し、答えた。
「確かに、私は霊夢なしで異変を解決しようと思った事もあるし、力もある、そしていま博麗の巫女は忙しい、だが、それなら他の人に頼んだらどうなんだ?魔理沙だとかに」
「魔理沙は、人里じゃなくて、妖怪の世話を頼んでるから、どっちも同じ様な状況なのよ、他の咲夜もメイドで忙しいし、妖夢も冥界の仕事で忙しいし、早苗は私と一緒に人里、まぁ、妖怪の山の方を今、任せてるし、あとあともうもう、とにかくみんな他の出来事で忙しくて、頼めるのが、妹紅くらいしかいないのよ」
う〜んと少し悩んでいるが、何度も支えられている、助けられている事への恩返し、と言う名目で了承した。─すんなりすぎると思うかもしれないが─そして、霊夢と別れ、しっかりと薬を届けた。
私は霊夢から異変解決を任されたはいいものの、私達、永遠亭の面々は輝夜の行方を追う事にかなり力を使い、あまり異変の事は詳しくは無い。だから、博麗神社に行く事にした。今、博麗神社にはあうんや妖精達よりも、頭の切れる奴がいる、最近、表に顔を出したばかりだが、そいつに聞けば何か分かるのではという考えだ。そして、私はあまり忙ぐことはないだろうと人里から神社への道で困っている者がいないか確認しながら歩いて移動した。
特に道中に異常はなく、こんな時でも馬鹿正直に元気な妖精達が弾幕ごっこを仕掛けてくるだけだった。森の間にできた道と階段を上がって、私は博麗神社に到着した。到着早々に、博麗神社の床を掃除しているやつが謝罪してきた。
「久しぶり、妹紅、そしてもう一度謝らさせて貰う、ごめんなさい」
「いや、あの事は全部水に流したし、目的を知ってからは少し尊敬しているくらいだよ」
その掃除屋は、話し相手は、博麗神社に住み着いた怨霊、宮出口瑞霊だった。
>>2
ありがとうございます。
小説の執筆の上達とストーリーの面白さの向上を頑張ります!

