小説:問題児とタイムトラベラー10
↑↑皇 翼(すめらぎ つばさ)
突然主人公の前に現れた彼は
何かで頭を強く打って記憶喪失になっているらしい。
よく行っていた美容院や、生活に必要なことは覚えている。
彼には何かここに来た目的があるらしいが
それが何かは思い出せない。
----------------------------------------------------------------
1https://tohyotalk.com/question/155933
2https://tohyotalk.com/question/155940
3https://tohyotalk.com/question/156020
4 https://tohyotalk.com/question/156552
5https://tohyotalk.com/question/156554
6https://tohyotalk.com/question/158665
7https://tohyotalk.com/question/159193
8https://tohyotalk.com/question/159196
9https://tohyotalk.com/question/159353
----------------------------------------------------------------
「」…主人公
『』…翼
----------------------------------------------------------------
私はそそくさと部屋を後にする。
ご飯を作り、そしてご飯を運んだ
そして少し食べて食欲のないフリをして部屋へ持ち込む
翼の嫌いなものが入っていないといいが。
そう思いながら部屋に入った。
「おーい、戻ったよ。出てきて!」
〈ガタッ、〉
『おう、早かったな。飯、ちゃんと食ったのか?』
「⁉︎………」
そこに現れたのはオッドアイで色白の
超絶美形のイケメンだった。
私は数秒固まった。
「……えぇ⁉︎誰!」
『おい!うるさい!お前がバレたら困るんだぞ!』
「あ、ごめん!翼か、てっきり違う人かと…」
『あー、前髪そこにあったお前のヘアピンで止めさせてもらったわ』
「え、すごいイケメンじゃんw」
『そりゃどーも、そういえば前髪こんなに長くなかったような。』
「あ、じゃあ切ってあげるよ!」
『切れるの?すげえな、器用なのか?』
「前髪ちょっと切るだけでしょうが、何回も切った事あるから安心してよ」
『じゃあ、よろしく』
……チョキチョキ………
「できた…」
『鏡貸してくれ』
『………すげえプロか?俺の行ってた美容院より綺麗だわ…』
「それは嬉しいね!ありがとう」
『いやいや、こちらこそ………』
グゥーーーー
何かの音が鳴った。
『あっ…///////』
「あ、ごめん!ご飯持ってきてたのに、はい!」
『……ありがとう///』
え、照れてる、なにこれ可愛いw
『ん⁉︎うまっ!すっごい美味しいな!』
翼の目はキラキラしていた
「あーそれは」
『お前が作ったんだろ?』
「へ?うん,そうだけど…なんで分かったの?」
『美味しかったから。』
「………………何それ理由になってないじゃん」
私は自分のベットに飛び乗った。
そして枕に抱きついた
『でも美味しいんだからお前が作ったんだろうなって』
「…………ありがとう」
『どういたしまして。』
……翼は、
もりもり食べてくれる
褒めてくれる
なんだろうな
すごく
顔が熱い気がする。
熱でも出たのかな………