【小説】ツンデレって可愛いよねw:第2話
第1話:https://tohyotalk.com/question/282817
登場人物
日高 愁→女子 (ひだか しゅう)
柄野 瑠衣→男子 (からの るい)
花木 唯人→男子 (はなき ゆいと)
祭莉 佳奈→女子 (まつり かな)
源 昂輝→男子 (みなもと こうき)
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佳「実は相談があって、、」
佳奈に相談されるのは珍しいので
愁はいつもより真剣に佳奈の話を聞くことにした。
聞いてみると、クラスメイトであり、小学生からの付き合いの
花木 唯人と話していると、胸がドキドキするとの事。
それも1ヶ月前から。
もっと早く相談してくれたら良かったのに
と、愁は思った。
愁「恋してるんだよ、唯人に。」
愁は、面白そうにニヤニヤしながらそう言った。
佳奈には、何故愁が笑っているのか分からなかった。
愁は佳奈を精一杯応援、協力する事に決めた。
だが、唯人の周りにはいつも2人ほど番犬かと思うほど
ガードが強いクラスメイトがいる。
それが、柄野 瑠衣と源 昂輝だ。
もともと女子だけでなく、男子からも人気があった唯人には
いつの間にか、2匹の番犬が付いていた。
愁は、少し面倒になると思ったが、
可愛い幼馴染の為だから頑張ろうと
夜は張り切って作戦を立てる事にした。
~翌日~
愁「ふぅ~、、」
昨日は夜更かししていてあまり眠れなかったため
愁はまた家を出るのが遅くなってしまった。
??「おい」
愁はすぐに誰の声か分かった。
??「また遅刻?」
また、この声の人物も愁は、誰かすぐに分かった。
愁「うるさいなぁ2人だって、瑠衣は除いて唯人だって今日遅いじゃん!」
唯「僕は今日だけだよ、それに瑠衣は除いてって、、(笑)」
瑠「おい(笑)」
愁が瑠衣の事を見た時、愁は何かに気付いた。
愁「っていうか、瑠衣今日自転車なんだ?」
瑠「え?あぁ、うん」
瑠衣は珍しく自転車を持っていた。
愁「私も乗せてほしいなぁ、、」
唯「……」
なぜか、唯人が急に黙った。
と、その時偶然、同時に
瑠 愁「ん?唯人、どした?」
と、2人がつぶやいた。
愁「は?真似すんなぁ!」
瑠「?こっちのセリフだし」
2人が言い合っていると、
唯「2人仲いいね」
急に珍しい事を言われたので一瞬だけ思考が停止したあと
2人は命がけとでも言っていいほど反論した。
この時、愁は2つの事に罪悪感を抱いていた。