【小説】春と孤独を救う招き猫~エピソード10~

6 2023/01/18 16:48

遂にエピソード10!ありがとうございます。最終編もよろしくお願いします!

新作読み切り→https://tohyotalk.com/question/458902

エピソード9はこちら!→https://tohyotalk.com/question/455764

#春と孤独を救う招き猫 で呟いていただけると嬉しいです!

↑コメ欄に載せてあります

小麦がずっと言ってる「孤独」とはいったい何なのだろう。

単に一人でいることなのか、一人でいるのが嫌だと思うことなのか。

私には分かる気がしない。

「あのね、春、ちょっと話があるんだけどいい?」

「いいよー何?」

「えっと、お父さんとお母さん離婚することになったの」

「えっどうして?」

私は小5のときに、両親が離婚していた。それまで私は藤里 春だった。

離婚する理由を聞いても答えてくれることは無かった。

結局よくわからないまま、今はお母さんと妹と暮らしている。

「ちょっと春、いつまで寝てるの?」

「うわっヤバ!」

「ご飯急いで」

「行ってきます!」

「いってらっしゃーい」

それから私は普通の生活を送っていた。そしてあの招き猫に出会った。

「おい、そこのお前っ」

「うわっ」

何で私を選んだの?と聞いても「何となく」としか言ってくれなかった。

その真意を知ったのは出会ってから三ヶ月経った時だった。

何で教えてくれないのかと思っていたけど、そういうことだったのか。

それは私を「孤独から救うため」だった。よくわからない。私の「孤独」って何?

もやもやしながら歩いていたらいつのまにかいつもの公園に来ていた。

「小麦、私の孤独って何なの?」

「さあな、これからそれが分かるだろう」

「孤独という言葉は頼りになる人や心の通じあう人がいない、ひとりぼっちで寂しいこと、

と言われているが、人それぞれの孤独感がある。それは本人にしか分からないだろう」

そう言って何秒か経ち、目の前に光が現れ、懐かしい記憶がよみがえった。

そうか、私はずっと・・・

最後までお読みいただきありがとうございました!次回もよろしくお願いします!

~エピソード11~はこちら!→https://tohyotalk.com/question/462027

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ちょっと今回短くてすいません!


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