空想小説「青鬼」 第5話 騒ぎの後
美香「大丈夫?」
そう先程の女子高生言ってきた。唐突だったからか、早口気味に、
氷河「あ、あぁ、はい、大丈夫です。」
美香「そう、それならいいの。ちょっと怖い思いさせちゃったわね。ここのクラス、ああいう奴がちょこちょこいるのよ。また何かされたら私に言いなさい!私がさっきみたいな事をそいつにやってあげるから!」
満面の笑顔でそう言うと、
氷河『にっこにこで言う辺り怖いんだが…歯向かったら何されるか分かったもんじゃないな…』「あー…さ、流石にそこまでは…」
そんなこんなで、色々あった後、チャイムが鳴った。
氷河「はぁ…1日目早々カオスじゃねぇか…」
ひろし「お疲れ様です、氷河。」
氷河「あぁ…はい…ええと…」
そういえば名前聞いてなかったな…と思っていたら、
ひろし「おっと、名前を言ってませんでしたね。白河ひろしと申します。」
白髪の男子生徒、白河ひろしが丁寧に言ってくれた。
氷河「あぁ、はい。ありがとうございます、ひろしさん。」
ひろし「ところで…授業の準備は出来ているのですか?」
氷河「あっ、すっかり忘れてた!!」
授業の用意が出来ていない事に気づいた氷河は即座に用意を始めていた。
ひろし「まぁ無理もないですよ。先程あのような出来事がありましたからね。」
氷河「あはは…ええと…教科書これで、ノートこれで…よし出来た!」
ひろし「は、早いですね。」
氷河「何か言われるのは御免ですから。」
そう言った氷河の声は最初の冷めた声になっていた。
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