【小説】恋の仕方 2話
2023/04/20 19:54
俺はハッとした。声の主が、学校ダントツNO.1の美少女、神堂白夜だったからだ。他にも自分と同じ境遇の奴が何人もいるのに、なぜ俺だけに声をかけたのか俺は不思議だった。白夜と向かい合わせで食事をすることになったが、やはり気まずい。俺はあの疑問について話しかけてみた。
「なんで俺だけに声をかけたんだ?」
「なんででしょうね、私も分かりません」
すると、白夜が続けて言った。
「正直、私はあなたに興味を持っています」
「!?」
俺は混乱した。なぜ、完全無欠の少女がスクールカースト3軍の俺に興味を持ったのだろう。
俺は話しかけようとした。だが、もう遅かった
「私は食べ終わったので、これで。」
「おい、ちょっと待て!」
彼女は振り向きもしなかった。
おれは彼女の座っていた椅子に2つ折りにされた紙を見つけた。急いで白夜を追おうとしたが、もう姿はなかった。
優斗はその紙を見た。それは、俺へのメッセージだったのだ。
「放課後、屋上へ来るように」
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