アニメ『HIGH CARD season2』はおもしろい?つまらない?


1期完走はしたし2期もやると告知はしてたが・・
如何せん微妙だったし今更放送されてもな~という感じ
2期初回見て話入れなさそうだったら即切り予定
>>3
作画そこまで良くない戦闘シーンの一部気合入れたカットがあるけど
原色ギトギトの色設定で塗りつぶしてごまかしてる
脚本が悪い、個性の見せ方に魅力がない
キャラの感情やセリフ回しを声優に頼りきっている、視聴者が一緒に考えるような作りがほしいがそんなものは無い
能力、世界観は悪くないのに活かせない
1期は基本微妙でつまらないけど、何話かいい回があった気がしたけど、
2期1話見たけどやっぱり微妙だな
設定に対して言動やキャラ・脚本が滅茶苦茶
熱くもない
1期のED何気に好きだったけどEDも普通になったな
変にカッコつけてる感じとか癖の強さとか
制作陣の狙いみたいなのが嫌いじゃなければ
本筋のストーリーも毎話の短編の内容なんかも
2クールで綺麗にまとまってたと思う
異能物としては深掘りが少し足りない感じ
できれば描写なしの口頭でも構わないから
作中で全カードの能力紹介が欲しかった
可能ならエクスハンドの役の効果も詳しく
前期今期共にOP動画は描き下ろしで
歌も作品にマッチしててよかったと思う
普通に面白かったけど
人に薦める程でもない作品
ヲサレ異能バトル物として見ても主人公が馬鹿すぎて面白さがスポイルしてしまっている。
これだったら、まだ賭ケグルイの方がマシかもしれぬ
ほぼ全話視聴
小説は知らん
漫画も知らん
端的に、マッチポンプ
正直1期はほぼ忘れてしまった
が、それとなくネットで調べて補完
2期は国の成り立ちや組織、人物相関のそもそも論、種明かし展開
(史実的にはヴァイキングであろう)外圧の侵略を受けても絶えない、島内4国の諍い
後に初代国王となる少年の、安寧を願う気持ちが具現化した、後世に語り継がれる伝説の魔術師ララの誕生
島内係争の中心部である国境の地で、殺戮し合う各国騎士達を前に、少年とララが示したデウスエクスマキナと、恭順した騎士達に授与したカード
それによる大同団結と外圧の排除、統一国家への秩序の獲得
と、英国モチーフのこの作品で、もう一つのアーサー王物語的な神話として提示された古典的ファンタジーの体裁は悪くなかった
石田彰が魔術師役だったので雰囲気が締まったのもある
初代国王が晩年にララから、ララ自らと彼の授けたカードの二つの消滅を提案された時に、まだ国が心配だからと、現状維持と、ジョーカーの新設を提案したまではまぁ解らんでもない
国際情勢として秩序が成立していないであろうから
でも、話が現代となって、ララがフィンに国の成り立ちを説明して、己を殺してカードも消滅させてくれと頼んだ時に、フィンがそれを是としなかった事が、どうにもこの作品を茶番にしてしまっている
「俺を勝手に不幸にするな」
「カードは家族との思い出」
「このカードのおかげでハイカードの仲間と出会えた」
「あんたの事だって俺が救ってやる」
などなど、仔細には憶えていないけど、こんな台詞を言わせていたかと
でも、どう考えてもカードがある限りトラブルは絶えない
ララはほぼ永遠に生きてるんでしょ?殺さない限り
どうやってそんなララを有限の命のフィンが助けてやるの?
延々と有事発生と鎮圧のマッチポンプを繰り返すのか
現に、この後フィンは自らの手で、サンガルガノの呪いから逃れられなかった兄のフランを、ネオニューナンブによる頭部撃ち抜きで解放させてやる以外に無い状況に、結果的に持って行っちゃった訳でしょ
カードを消滅させればそんな不幸も起きなかった(まぁ乗っ取られた状態じゃカードを消滅しても解放されないとか、何とでも後付けするんだろうけど)
サンガルガノが抱く初代国王=ジョーカーへの怨念は解消されないんだから、事ある毎に具現化するでしょ
このスペードのキングの案件以外でも、他のカードの所有者の周りでも事件事故が頻発するのは必至
その度に死者が出る可能性が高まる
フィンの考えがおかしいとかではなく、こんな話にした制作側がおかしいだけ
現代の人間にカードを消滅させる選択肢を持たせてしまっているプロットで台無し
誰が見てもカード消滅が一番だと思わせてしまう
カードに思い出があるからとか、今の居場所が無くなる事への危惧を示唆させるとか、主人公の行動選択の理由に利己性を強く感じさせるから、フィンが我儘にしか映らない
主人公にファミリーの良さを代弁させたり、利他の実践者たるを垂範させたりと、制作側の「こう魅せたい!」っていう気持はよくよく理解するけれど、やっぱりどう考えても新たな不幸しか産まない選択をさせてるし、そういう行動を取らせるプロットが破綻しているとしか思えない
それならいっそ、現代には現代なりの脅威があると、いざ処分という段になったものの愛惜の念に抗えなかった国王を変節させて、カード存続を図りジョーカーだけを消滅させ、ハイカードはMI6に編入、ララと王家は完全に乖離、アングロサクソンのプラグマティズムの面目躍如で、シビアな国際場裡を示唆する演出でもやれば、ハイカードの存続理由は説得力を持ち、まだ整合性としては納得できる
とにかく現代の王族以外の者がカードの存続もしくは廃止に関与する余地を残したらしょーもない茶番にしか映らない
ダラダラと続編やりたいだけでしょ?となる
他も、とにかく説明不足
バーストがフラン(ティルト)を唯一のファミリーだとすがる、そう思わせた過去の描写
フランと両親の折り合いの悪さの経緯
フランがフィンの誕生日だからとリクエストされた、大きな価値のあるカードを2枚も、何処からどうやって盗んで来たのか
などなど、挙げたらキリがないが、とにかく脳内補完するより他無い
それに、お互いが記憶を取り戻した段階で、フランがフィンに執着めいた偏愛を気色悪く示す演出をする意味が解らない
結果、何の伏線でもなかったし、単に扇情的に見せたかっただけの、レベルの低い惹句に過ぎなかった
第三王子ルイスが王位に執着する理由も見えない
寧ろ面倒事と敬遠するものかと
今の英国王室は、王室維持のコストを自分達の始めたビジネスで賄っているらしいので、それに倣えば、それぞれの王子発案のビジネス展開で、やや領域の被る分野があったりして、そこに関わる民間業者の間でも王子毎の派閥の軋轢などが生じ、他派閥を追い落とすためにそのトップの王子の暗殺を企てるなど演出して、クロンダイクファミリーなんかもそこに関わる、表向きロンダリングした存在として描いても良かったかと思われ
それでルイスを唆した、っていうならまだ無いこともないかぁ…と感じたかもしれん
そのバンクロンダイクだけど、関智一さんはまぁ器用なんだけど、どうしても声を張り上げた時の声量がやや弱くて、そういった威圧や切迫、怒りの場面での迫力、迫真性に物足りなさを感じてしまう
腹の座った悪役を演ずるのにも、それが普段の声音であれ、やや物足りなさがある
若い頃のヤンチャでチャラチャラした坊ちゃんの頃のダンの演技なんかは上手いんだけど
あと、身も蓋もないが、他者の認知や記憶を改竄できるのなら、ゼノンがチートなのでは?と
サンガルガノが具現化したら敵わないが、基本、人間相手なら自分が屈服させた過去を捏造して刷り込んでしまえばいいんだから
バンも騙されて従う他ない
スコットランドヤードのグレッグとシュガーのコンビは見せ所があって良かったが、王室への脅迫めいた介入は矩を踰えて違和感
清濁併せ呑んだ国家権力の手軽なデバフ演出は話を幼稚にしてしまう
関俊彦さんの芝居が良かったノーマン率いる3バカトリオのピエロっぷりは、エンディングの辺りでもう少し活かして使って欲しかったところ
高木さんのサブ女子トリオの趣で愛らしかったので
そもそもが、所詮異能バトルものなので、どうしたってスタイリッシュにはなりようが無い
できれば異能発動は最小限、頭に汗をかいたミステリで、衣装もよりブリティッシュトラディショナルに、品良くスマートな演出で見たかったが
ただ、mホールデムの振興を目的にこの製作委員会に名を連ねたサミーへの配慮なんだろうが、英国舞台ながら中身はアメコミ、品よりノリのヤンキー路線、衣装はJOJO的CLAMP的、緻密な話よりも筋は犠牲にしてでも人情噺、と、とにかく大衆演芸的な間口の広さを大いに重視した印象
EDは劇中の、それぞれの時代のそれぞれのファミリーの良さを感じさせるよう思案して作ったであろうに、プロットがプロットなだけに活き切らない勿体無さ
劇伴もジャズ系の得意な高橋諒の起用で、力の入れようは感じたし、果たしてそれなりの劇伴でもあったのだが
1期2期合わせてたかだか2クールじゃ、やっぱり得心のいくコンテンツとするには尺が足りなさ過ぎるかな、とは改めて思った次第
また続編もあるようだし何とも言えないが
パチンコパチスロ、ゲームと、色々展開するんだろうから、それぞれのメディアで映えるよう、これからも気楽なカジュアル路線、外連味演出である方がビジネス的には正解に近いとは思う
時間と金に余裕があれば、もっと違ったものにもなったかもなぁと、少し残念な心持ちにさせられた作品
ただ、バッカーノやACCAが1クールのみとは言え、そこそこのクオリティで仕上がった事を考慮すると、対象年齢は変わる事はなかったかもな、と思わんでもない