【小説】東方二次創作小説「ハクレイ様の裁き」第二話「従え白に。」

5 2024/10/12 19:00

「えっ…なにこれ…」

天使のように美しい見た目に変わったさとりは、ドレッサーの鏡に反射する自分に驚いた様子だった。

「ふふ…綺麗よ。古明地さとり。」ハクレイがさとりにそう言いながら微笑んだ。

「…でも…何かモヤモヤするわ…。」   と、さとりは少し小さな声でぼやついた。

「…あら。じゃあ名前を変えましょうか。」         「…え?」   ハクレイの一言にさとりは驚いた。

「か、変えるって…?」   「そのままの意味。前の苦しんでた時の名前なんて、貴女にとってはただの恐怖よ。」

「…そうね。ありがとう…。」さとりは少し頬を赤くした。 ハクレイは考え込んだ後、こう告げた。

「……サリアはどう?」

「…サリア?」  …ハクレイに告げられ、さとりは少し困惑しながらもどこか嬉しそうな顔で頷いた。

「いいわね…。サリア。綺麗な名前。」

「そう言ってもらえて嬉しいわ。じゃあ、行きたいとこがあるからついてきて…。」

そう言い、ハクレイはサリアの腕を引っ張った。

続く

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