【小説】東方二次創作小説「ハクレイ様の裁き」第二話「従え白に。」
「えっ…なにこれ…」
天使のように美しい見た目に変わったさとりは、ドレッサーの鏡に反射する自分に驚いた様子だった。
「ふふ…綺麗よ。古明地さとり。」ハクレイがさとりにそう言いながら微笑んだ。
「…でも…何かモヤモヤするわ…。」 と、さとりは少し小さな声でぼやついた。
「…あら。じゃあ名前を変えましょうか。」 「…え?」 ハクレイの一言にさとりは驚いた。
「か、変えるって…?」 「そのままの意味。前の苦しんでた時の名前なんて、貴女にとってはただの恐怖よ。」
「…そうね。ありがとう…。」さとりは少し頬を赤くした。 ハクレイは考え込んだ後、こう告げた。
「……サリアはどう?」
「…サリア?」 …ハクレイに告げられ、さとりは少し困惑しながらもどこか嬉しそうな顔で頷いた。
「いいわね…。サリア。綺麗な名前。」
「そう言ってもらえて嬉しいわ。じゃあ、行きたいとこがあるからついてきて…。」
そう言い、ハクレイはサリアの腕を引っ張った。
続く
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