妄想小説 なにわ男子との日常短編❾

11 2022/04/07 20:06

体育館裏で、石段に座りながら、シクシクと泣く。

一人で孤独に。

みんなに強く当たっちゃったな〜…

あんなこと言って、許してくださいなんて、

ワガママだ。

やっぱ私なんかが近寄っても、不釣り合いだ。

なんで希望なんか抱いてたんだろ…

バッカみたい。

はぁまた涙が溢れてくる。

少女漫画とかなら、ここで誰かくるんだけどな…

でも、主人公はきっと凛だ。

私なんか、ただのモブキャラ。

絶対敵なんだ。

作者さん、お好きに煮るなり焼くなりして…

なんで、こんな涙が出んの…?

私は、ただのモブ。

静かにバットエンドを迎えなきゃ…

なのに…

??「ここにいたっ!」

「えっ………?」

??「すっごい探したんやで?」

「なんでっ、恭平くんが…」

高橋「だって心配やん。あんなこと言って飛び出して。

   おまけに泣いてたし。ほっとけへんやん?」

「私なんか、モブなんだよ?かまわないで、

 凛のとこ行けば?」

高橋「なに言うてんの?物語の主人公は、いつでも音嶺やで?」

「そっちこそ!凛のほうが可愛くて、お話も上手で。

 私のどこが主人公?私なんか悪役じゃん」

高橋「この前言ったやん。自分下げたら顔に出るって。」

「いいよ出てても。何しても、結局はみんな凛のことが好きなんでしょ。

 凛も言ってたもん。」

高橋「あぁ、あいつ?ただの自意識過剰やろw

   みんなうざくて嫌い言うてたわw」

「………へっ?」

高橋「ハハッマヌケな顔w」

「ちょっと!やめてよ〜…」

高橋「とりあえず、戻ったほうがいいんちゃう?

   みんな心配してたし、

   りゅうちぇもやってもうたって落ち込んどったし。

   みんな女なれしてないからな〜w」

「えっ?そんなわけないでしょ!みんな女なれしてるって!」

高橋「してないてwほら、」

手を出して、私の前に出して待っている恭平くん。

取れってこと…?

「繋ぐの?」

高橋「ええやんwほらさっさとせな先行くで?」

「えぇ!待ってよ〜!」

急いで手を繋ぐと、

笑顔になって、ギュッと力を込めて繋いでくれる恭平くん。

なぜかその仕草に、ドキッとしてしまった。

この時間を大切にしたい。

正直にそう思った。

恭平くんの耳を見ると、赤くなっていて、

ホントに慣れてないんだ。と思って少し笑ってしまった。

こんなことできるって、相当慣れてると思ったのに。

物語の主人公になれるって、信じてもいいのかな。

恭平くんの背中にそっと問いかけた。

                     【続く】

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タグ: 妄想小説なにわ男子

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その他2022/04/07 20:06:26 [通報] [非表示] フォローする
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小説書くのめっちゃ上手いですね!!(

尊敬します✨🥺(


>>1
ありがとうございます😊

檸檬の妹師匠から教わりました!


>>2
れもちゃも小説書くの上手いもんね!

これからも応援します!!(


>>3
ありがとうございます!!!


めっちゃ面白いです!!


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