新訳幻想異邦伝、ドスッ
,,能力,,を持っているのは幻想郷の人々だけではない、外では別の名前で呼ばれている。
「霊感とか第六感とか、そういう呼ばれ方をする」
そういう能力を持った人たちが稀に大結界を通ってくるのだ。
「君にも霊感はあるだろう?」
白玉楼にいるおかげで感覚がバグるが、平太は霊を見ている。
「霊感を持った子供はね、前にも取材したんだけど‥」
「外ってどんなところ?」
「はっきり言って、ここの方が過ごしやすい」
東京と比べたらここは静かで、涼しい。
「外はね、暑いんだ‥」
切実な現代人の叫び、記者は涼んでいた。
「山があるし、懐かしい居酒屋が並んでるし‥」
ここに住みたくなってくる、取材経費で居酒屋に行ける。
「もう暑いし、人は多いし‥」
平太は取材の案内をしていた。
「ここが紅魔館です」
「門番さんが寝ているようだけど‥」
平太は、ユッサユッサ揺らし始めた。
「美玲さん、起きて〜!」
中々起きない。
「起きろ!」
持ってきた刀で、ドスっと。
「んにゃ?」
「あっ、起きた!」
「おはようございます」
門を開けてくれた。
「君は刀を持ってるんだね」
「護身用と、大事なものを守るため!」
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