アニメ『MFゴースト』はおもしろい?つまらない?
今季アニメで続編を見たいと思ったの、コレだけだったなー
ゴブスレすら『もういい』って気持ちになった。
一応クローズドサーキットだから、対向車が来ない分頭文字Dよりもテクニック的な選択肢が狭まるな。
高橋涼介がエンペラーの須藤京一を逆カウンターアタックで仕留めた時(BGMの選曲やタイミングも良かった)や、京一の敗因を解説した時は心底感動したもんだが、ああいうのがまた見たいなー
横のランキングひでーな。
ス●マっつーかサ●ラつーか、一定の信者がいるのか知らんが、秋の覇権アニメ1位がこれって評価盛りすぎだろ。
ここのコメントも最初から見てたけど、途中から擁護コメが増えてる。
あくまで個人的意見だけど全編通して見た感想として、いまいちとしか言いようがないわ
普通に面白いです。イニシャルDとはまたちょっと違うけど、疾走感は変わらず!続き早く見たいです
面白かったよね。
頭文字D程の熱は感じられなかったけど、車の描写はさすがしげのセンセだと思う。
全話視聴
原作は知らん
端的に、トヨタイムズ
頭文字Dは初期は見ていたが、いつまで追っていたかは記憶なし
今回は懐古趣味や、また、昨今自動車レースものが無かった事もあり、新鮮味も手伝い継続視聴にストレス感じず
ウジウジ内省もなく低湿度のサクサク展開の潔さで、差別化はそれなりに機能
詳しくないので的外れなら申し訳ないが、作風からして原作者は設定厨よりも熱さ、勢い重視の筆致
トンデモサッカーで昭和終盤にサッカーを日本に根付かせたキャプテン翼とやや通底し、車離れする若者へのドライビングの楽しさの啓蒙も兼ねた、自動車業界ないし裾野産業の振興目的のパブリックリレーションズの体
なので多少の誇張、プチトンデモ要素はご愛嬌、といったところか
確かに、耳目を集めるメジャースポーツ設定なら、車体へのスポンサーステッカー貼付は道理だろうけど、現実の市販車ベースのレースにおける車体映像を思い返すと、協賛企業の宣伝意図や、企業ロゴ自体のデザイン性の低さ等のために、本来シャシー自体が持つ美しさを損ねている印象が、特に国内レースだと強く思い起こされて、そのデバフ効果はこの作品の意図である「車の魅力の再認識」にも弊害だろうから、車別のスポンサード設定はやめたのかと思う
それならレースコースの壁面や立て看板による広告掲示ならいいかといえば、それもやはり画角にあきんど臭が漂ってしまう
なので、「美しい景色の中を疾走する美しい車」の演出のための無広告設定かと思われ
作風が古臭いとの意見もここで多々目にしたが、原作者が昭和世代、バブル世代なのでしゃあないと思う
服飾や音楽の嗜好が学生時代のトレンドに留まってしまうのはよくある事
仕事の忙しさから余程それらに意識が向いてないとアップデートしない
自分の世界に閉じ籠りがちになる漫画家なら尚更かと
確かに、女性の描き方が性的対象の商品扱いのようなぞんざい感
キャンギャルもどこかバブル期ノリ
男は…、女は…と、疑義を挟ませない旧弊踏襲のジェンダー意識
必要以上な、先輩後輩の長幼の序の前時代的ありよう
創業当時のavex然としたユーロビート一辺倒の劇伴
総じての北関東ヤンキーノリのスマートでない作風
と、今の子が唾棄するような価値観がデフォ
なので、制作側の、今更こんなノリでやっちゃってますてへぺろ、との意を汲んで、あははは、というツーカー的受け流しで気楽に楽しむくらいがいい塩梅かと
実際、行間を探る必要のないきっぷの良さがこの作品の長所でもある感じなので
原作者は頭Dまでは、読者の手の届かない車は出さない方針だったみたいだが、昨今のニューリッチの称揚や、マネタイズをクールとみなす思潮変遷、ウェットな事象へのタイパ的徒労認識、SNSにおけるブランドどーんの半分ギャグアピの常態化、などの諸々から、連載意識も変えたのかな、と
とにかく電気自動車キライ、内燃機関が好き、な人みたいだから、ガソリン車産業が衰退するくらいならグローバルなハイエンドモデル登場も辞さない、という変節か
昔から内心描きたいなぁという気持ちはあったんだろうけど
それに、モンスターマシンに非力86がテクニックで立ち勝る判官贔屓演出が昔からのデフォだし
そして、放送でのCMがほぼトヨタ系だったように、詰まる所トヨタアゲの作品でもあるのかな、と
車のコモディティ化を危惧して、自ら運転する喜びを喧伝してきた前社長んとこの86が海外スーパーカー勢を薙ぎ倒すんなら、この上ない宣伝
政府の電気自動車押しの政策に苦言を呈し、社員とレースの関わり、運転することの体感を大事に考えて、かなりのレースに参戦している事をボンボンの道楽だと、メディアや株主に批判されていたが、大手メディアの取材を殆ど避けるようになり、自分達発信のトヨタイムズという広報チャネルの一本化に収斂
ある意味、聞く耳持たん宣言
それをジャーナリズムが許してしまうのはトヨタが莫大な広告費をメディアにばら撒いてる、謂わば口止め料の体となっているからなのもあろうが
MFゴーストも表立った協賛クレジットは無いものの、少なからずその広報活動の一環に見える
車好き、ガソリンエンジン好き、運転好き、我が強い
しげの秀一と豊田章男のベクトルの符合、Win-Winのの産物がこの作品かと
設定のケチはいくらでも付けられるだろうけど、個人的に、緒方を演じた畠中祐の演技はどうにかならんかったもんか、とは思う